雨の夜明け

インターネットお絵かきマンの日記

SSSS.GRIDMANとかいうオタクをぶん殴ってくるアニメ 感想

おはようございます。

最終回から結構経ってて何を今更って感じなんですけど、平成が終わる前にこのアニメから感じたことを纏めておきたいと思ったので感想っぽいやつ書きます。

SSSS.GRIDMAN、本当にメチャメチャ好きというかかなり影響受けててこのブログの雨の夜明けとかいうクソメンヘラ臭いブログタイトルもこのアニメの9話が好きすぎてつけたんすよね。恥ずかしくてニコ生で突っ込まれた時、ごまかしちゃったけど。

まあ、それぐらい好きなアニメなので言いたいこと多すぎて多分上手く纏まっていないので最初に言いたいこと短くまとめとくと

SSSS.GRIDMANは根暗のオタクをシバきながら救済するアニメです。

 

オレは新条アカネなんだ……

 このアニメ、メッチャ新条アカネちゃんに感情移入させるように作られていて、作中でも一貫してアカネちゃんの物語が描かれていると思う。

なので、このアニメを語るにアカネちゃんベースで進めるのが一番スムーズな気がする。

というのも、そもそも新条アカネというキャラクターが現代オタクの患ってる病の権化みたいなキャラな上、他に感情移入し得るキャラが居ない。

一応主人公は裕太くんなんだけど実質的な主役はアカネちゃんなんすよね。

だから自分もアカネちゃんにメチャメチャ入れ込んでました。同じ引き篭もりだし。

で、その引き篭もりの目を醒まさせる為にグリッドマンが現れるんですけど、いらん事すんなや!ってめっちゃなった。オレはもう新条アカネちゃんだったので。

だってそこは現実でなくとも自分の理想の世界で、自分は完璧人間で…自分の不愉快な人間は消してしまえば良い。最近流行りの異世界転生モノみたい。

でもそれはグリッドマンとかいうよく分からん正義面に邪魔されちゃう。

多分これだけなら自分はグリッドマンウザすぎるでしょ。なんで邪魔してくんの?怪獣ガンバレ~~~ってなってたと思うんですけど、六花さんもこれに加わってくる。

これを読んでいるオタクの皆様は各々オリキャラを作ったことあると思うんですけど、オリキャラってなんというか神聖で自分を完璧に理解してもらうことが可能な唯一の存在っすよね。自分が生み出したもんだし。

自分の事全部知ってて自分を絶対に嫌いならないように創った友人、オリキャラ

そういう唯一、真の理解者みたいな存在から異世界転生先で目を醒ましてください!と言われるのってめちゃめちゃエモくないすか?

自分はこのアニメにぶん殴られてる気がする。

 

俺も右に行きたい

 作中、新条アカネちゃんは基本的に画面の下手、左に配置されて居て、グリッドマン同盟の面々は彼女と対峙している時、上手、右に配置されている所謂舞台演出に徹底的に則ってくるんですけど、自分はあんまりこれが好きじゃなくて。

というのもこれに則った演出されるとアニメ見る度にこっちが精神的に"上"なんだなあとかキモいオタクの自分が発現しちゃってピュアな気持ちでアニメを楽しめなくなっちゃうんすよ。あと富野の顔も浮かぶし。

で、このアニメもそういう見方しちゃってて延々富野の顔と自分のオタク顔が交互に浮かんでいたんですけど、最終話、グリッドマン同盟の面々は左端に寄って呼びかける。アカネちゃんは右に寄って扉に手をかける……

この時徹底してアカネちゃんとグリッドマン同盟を左右に分けていた理由が明確になって声をあげてしまった。

こういう一種のお決まり事みたいなのを利用されちゃうとオタクは泣いてしまう。

雨宮・D・ルフィから「行きたい」と言えェ!!!!と言われた気がしてオレも"行ぎたいっ!!!!゛って言っちゃった。

 

それでお前は?

 最後、実写で女の子が覚醒めて終幕。これメッチャ良いっすよね。

アニメなのに最後急に実写映像になってあぁこれアニメだったわ。それでお前は?って問いかけられてるような気がする。最後に自分に返ってくるみたいな…

実際どういう意図があったのかは分からんけどオレはそう思いました。

インターネット見てるとこのオチで結局夢オチなん?グリッドマン同盟はアカネちゃんの脳内フレンズ?お人形遊び?冷めるわ~っての時々見かけるんすけど、夢オチだったとして何も問題ないよなあ。

創作とかしたことある人は多分わかってくれると信じているんですけど、自分の創った物語とかモノとかお人形ってメチャメチャ愛情込めてると思うんですよ。愛情込めすぎて自分だけど自分から分離しているかも知れない。

そういうのって結局独り善がりで世間では価値のないモンかも知れない、でもそういうクソ愛情込めて創ったお人形から私達の神様なんだからもっと堂々としていないとだとか、どこに行ってもずっと一緒だとか、ずっと一緒に居たい願いが叶いませんように。とか言われんのは本当に救いだと思っていて。

だからこれが夢オチだったとしても最終話を見るたびにオレ、気持ち悪いオタクで良かったぁ……と号泣してしまう。

 

SSSS.GRIDMAN、オタクをぶん殴ってくるアニメでもあり、オタクに寄り添ってくれるアニメでもあり、何処までも根暗オタク向けアニメって感じで本当に本当に大好きです。

というか自分は根暗オタク向けアニメだと勝手に思っているんですけど、人に依っては激アツの特撮アニメかも知れない。

こういう人によって良いと思う見方が変わる所もいいんだよなあ。

あとこれを数年後見たら古臭く感じそうなのも良い。

この2018年感は2018年でしか味わえないと思う。心待ちにしながら毎週見てて本当に良かった。

あっ、そういえば同じ"今"感をとてつもなく感じるHUGっと!プリキュアってアニメが先日最終回を迎えたんですけど、こっちも今しか味わえない空気に溢れているのでそういうのが好きな方は今のうちに絶対見たほうが良いですよ。

 

まだまだ書きたいことメッチャあるんですけど、この小さい脳みそでは纏められそうにないし、ブレそうなのであとはニコ生で管巻こうと思います。コメントくれたら多分語ります。じゃ、また。